ついにとろろそばを作ってみよう [とろろそばが出来るまで]

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秋からお届けしてきたこのコーナーもいよいよあと2回を残すところとなりました。 畑から手がけてきたそば、ちょっとインチキしたけど正真正銘の自然薯、気持ちばかりではあるけどこだわりのそばつゆ。遂にメンバーも揃いました。
いざ、真っ正面からぶつかってみます。

text by 小川 恭

このコーナーが始まってから約5ヶ月。
とろろそばの主要メンバーも着々と揃い、クライマックスが迫ってきた。

実はこのコーナーも、今回含めあと2回で最終回を迎えることとなった。
さみしいような気もするが、集結したとろろそばのメンバーたちのいい着地点を見つけることが出来たとも思う。

いよいよ本題である「とろろそば」を作ってみよう。

まず鬼門であるそば打ちから

以前行なったそば打ちで、私が手痛い目にあったのはあの回のとおりである。

あれは本当にショックだった。心の傷が大きすぎて、残ったそば粉を引き出しの奥にしまい込み、なるべく目を合わせないようにして過ごしてきたくらいだ。

もう一回どこかでそば打ちをイチから教えてもらいに行こうかとも考えたが、なかなか時間が取れず行けずじまい。

もう仕方ない。自分の力量をごまかさずに受け止めて、とにかくやるしかない。

とはいえ、なにも考えずにぶつかっていったらまた同じ事の繰返しである。 前回の失敗点を振り返り、学習しよう。

1.水分があまりにも足りなかった。

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ずたぼろ

年越しそばということで、ちょうど冬まっただ中だったのだが、暖房のせいで部屋がものすごく乾燥していたのを覚えている。水を加えても加えてもこねるそばから蒸発していってしまうような…。

まあ最初に粉に水を行き渡らせるところでモタモタしたことも一因だとは思うのだが、そこは今回十分に気をつけるとして、今回はちょうど春の陽気で暖房などつける必要はないし、水も前回よりは少し多めにして対策とする。

2.つなぎに力が足りなかった。

そばの里で教えていただいた作り方と分量は、小麦粉の割合が結構多い。それだけシロウトでも簡単に作れる方法なのだと思う。それでもあちらで食べたおそばは香りがとても良く、美味しかったのでベストなやり方だと思うのだが、大切なのはその小麦粉の種類だ。

そう、前回は「薄力粉」を使ってしまったのだ。

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証拠写真

うっかり小麦粉の種類を尋ね忘れてしまい、とりあえず家にあった薄力粉を使ったのだが、やはりさっくりふんわりした天ぷらケーキを作るには適していても、コシを出し、生地をまとめ上げるにはちょっと力が足りなかったようだ。

そこで今回は、

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強力粉

読んで字のごとし「強」い「力」の「粉」である。
袋の後ろを読んでも「うどん・パン・餃子の皮などを作るのに最適」とある。
もっちりむっちり、見事生地をまとめてくれそうだ。
この粉の力を存分に生かしていただこう。

3.ボウルが小さかった。

本来であれば、こね鉢という専用の鉢を使うべきなのだが、これがえらくお高いのだ。

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これがこね鉢。こんな素朴なナリして高いとはこれいかに

というわけで、前回は家にあった一番大きいボウルを代用したのだが、それでも小さかった。それはそれはこねにくくてもうたまったもんじゃなく、それでモタついたとも言える。

自分の腕を棚に上げて、道具のせいにするのは最低だというのは重々承知だが、この際それすらも棚に上げる。悪いのは道具だ!

そこであのあと、私はちゃんと仕入れていたのだ。バカでかいボウルを。
(それでもこね鉢を買えなかったのは、それ以上にこね鉢の方が高いからである)

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洗面器のようだ

これならかなり効率が上がるに違いない。
というか、これで失敗したらもう言い訳できない。

私は変わったんだ

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小麦粉だって計ります

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そば粉だって計ります

そば粉100グラムに対し小麦粉は50グラム。大体1人前の目安だ。

重量の違う粉を計量カップで計ると痛い目を見る、ということはこの間ので思いっきり味わったので、きっちりハカリを使って計る。
初対面の人にも「おおざっぱだね・・・O型でしょ」と言い当てられる私が、こんなにハカリのメモリとにらめっこしたことが今まであっただろうか。

人間変わろうと思えば変われるのである。


本当に私は真人間に生まれ変われたのだろうか?

次回、最終回に続きます。


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