横浜中華街で春節を祝う その1 [あらゆる祭りを楽しもう!]

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日本では正月気分も抜けた頃にソレはやってくる。
ソレ、とは旧暦の正月「旧正月」のことである。旧暦とは、かつて日本でも使われていた中国歴のことであるが、今も中国・台湾・韓国などでは旧暦の正月は重要な祝祭日であり、1月1日の元旦よりも盛大に祝われる。
旧正月は中国語で「春節」。今年は2月7日だが、この日から続く数日間は横浜中華街でもパレードや演舞が見られる。町全体が華々しいムードに染まる春節を今回はどうぞ。

text by 和田 朗

横浜中華街は、去年の12月から春節モードだ。街全体に春節燈花として提灯やイルミネーションが飾られている。中国獅子舞などの展示も春節前から行われている。
そして満を持しての大晦日、2月6日は関帝廟の隣にある横濱中華學院校庭でカウントダウンが行われ、獅子舞が見られる。
2月7日(春節当日)は、獅子舞が中華街の店々を回り、高い所に吊された御祝儀をぱくりと口で取り、店の商売繁盛を祈る「採青」が行われるし、続く2月8日は、時代衣装をまとった人々が町中を練り歩くパレードが行われる。
その後も2月中旬までは、休日ごとに山下町公園で伝統芸能の公演などが行われ、この頃の中華街は観光客も増し、否が応でも盛り上がるのである。

本当は晦日からのカウントダウンに行きたかったのだが、折り悪く雪が降り、中華街のHPに書かれた雨天中止の文言を素直に信じて諦めてしまったら、実はカウントダウンも獅子舞も行われていたと後日知った。あああ、そりゃそうだ、年に一度の春節の大イベント、多少の雪くらいでは揺るがないだろうこと、容易に想像がついたのに。

悔しいので、獅子舞も見られて、時代衣装をまとう人々も見られるという2月8日の「祝舞遊行」を見に行くことにした。前日に行われる採青は中華街全域に渡って店々を回るので、どの時間にどこに行けば確実に見られるか自信がなく、祝舞遊行なら確実だと思ったのだ。

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延平門

JR石川町駅から中華街に向かうと、まずくぐることになるのがこちらの延平門である。 中華街には数々の門があるが、そのうちの朝陽門(東)・延平門(西)・朱雀門(南)・玄武門(北)は、東西南北をさしている。

この門から歩いていくと、すぐのところに九龍陳列窓があり、そこにも紅白の獅子舞が飾られている。

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ポスター

そして、窓には「春節」のポスター。このポスターに、先に書いた中華街春節イベントの日程などが書いてある。中華街に限らず、この界隈ではこの季節になればあちこちに貼られているポスターだ。

このあたりから中華系の八百屋にはじまって、中華食材店、中国茶店、中華料理屋が並び始め一気に中国らしくなってくる。

そして、お祝いムードまっしぐらな提灯も掲げられているのだ。

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春節提灯

今日のパレードは、山下町公園からスタートし、関帝廟通り、福建路、西門通り、中華街大通り、南門シルクロードを通って山下町公園へ戻るというもの。まだ時間もあるので、恐らく人が最も集うであろう関帝廟通りの様子を見に行ってみる。

やはり中華街の顔といったら関帝廟という気もするし。

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こちら関帝廟

にぎにぎしく赤い大きな提灯が入口にも、奥の本殿にも。今日は平日なため、この時間はまだ中華街内の人出はそれほど多くはないのだが、関帝廟はさすがに人が集まっている。

では、スタート地点山下町公園の様子を見に行ってみよう・・と歩いていくと、山下町公園に着く前から公園前にカメラを掲げたおじさん達がうじゃうじゃと固まっているのが見えた。そのレンズの向く方向を見てみれば、綺麗な衣装を身にまとったお姉さん。

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おお、群がるとはまさにこのことか。

どうやら、テレビの撮影らしい。
お姉さんが「こんな綺麗な衣装を着ることが出来て、幸せです。」と笑顔を振りまいていた。

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にっこり

頑張って前へ出ようと思ったのだが、やはり一眼レフの大きなカメラのおじさん達に気合負けしてしまった。

ここがスタート地点なので、もう既に準備が始まっているだろうと思ったら、案の定公園の中央に赤いスタッフジャンパーを着た人達がそれこそ山のように居る。

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明らかに春節スタッフの方々だ。

そして、その赤いジャンパーの辺りもこれまたカメラおじさん達の人だかりである。これは、絶対に他にも衣装をまとった人が居るに違いない!!とずずいと公園の中に入っていくと・・・果たして居ました!

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綺麗な三人組

宮廷服というのかな。我々がイメージするチャイナドレスとは違って大きな袖が印象的。刺繍の豪華さと、色の華やかさ、まさに「華のある」衣装。

まだ、他の方は出てこないようなので、春節展覧会として、獅子舞などが展示されているという中華街インフォメーションセンターのChinaTown80にも足を伸ばしてみることにする。

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獅子舞

これが、中国の獅子舞。

日本の獅子舞より色も派手で可愛らしい。日本の獅子舞も強面ながらユーモラスな感じだが、こちらは大きな瞳にばっちばちの睫毛が愛らしい。
これで、舞いながらばちばちと派手に瞬きをするのだよ。サテン生地の煌めき、スパンコールも沢山ついていて、とにかく賑やかな獅子舞なのだ。

そして、その傍らにあったのが、「ご自由にお被り下さい」とただし書きされたこちら。

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かーわいい!

思わず「可愛い!」と声に出してしまった。
獅子舞の頭は5~6体もあっただろうか、だけど、被っていたのはこの子だけ。
実際に被って写真を撮るのは子供だろうが、この獅子舞の頭は大きいので大人でも十分被れるサイズ(被ってみた)。

さて、思ったより展示があっさりしていたので、再びパレードのスタート地点の山下町公園に戻ろうっと。


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