マクワウリって何? [親から届いた野菜です]

     

父は定年まで公務員として実直に仕事をしていました。そして若い頃から口癖のように「定年後は畑を耕す」といっていました。 2003年、父は定年。そして広島の庄原市にある、もう誰もいなくなっていた父の実家=私から見れば祖父母の住んでいた家に居を移し、本当に畑作りを始めたのでした。
その2年後、同じく定年を迎えた母も加わり、今では二人で畑を耕す生活を送っています。そして今、東京に住んでいる私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってくるのです。

text by 堀江優子

どう食べるのか考えながら開ける

前回に引き続き親から送られてきた野菜の入ったダンボールをご紹介します。このダンボールをあける瞬間が私にとってはいつも勝負で「今回は腐りやすいものはどの位の割合で入っているのか?」という思いで開けます。そして開けた瞬間にその後の一週間あたりの献立を想定するのです。
両親が育てている野菜は、一般のスーパーには並ばないような野菜が結構あります。
父はあまりメジャーでないものを育てるのが好きなようで、時々「これは何?どうやって食べるの?」と首をかしげるような食材が入っていたりするので、私の料理のでたらめさも加わり、奇怪な料理が出来たりしますが、それもまた楽しいです。

 
届いたダンボールの中身。

かぼちゃも良く知られている緑のかぼちゃではなく、白爵という白い薄い皮のかぼちゃです。身が詰まっていて煮物にしてもよし、スープにしてもよし、ポタージュにしてもよしの美味しいかぼちゃです。持ちが良いのでこれはもっと後に料理しよう。


人の頭の大きさ位あるかぼちゃ。

マクワウリという野菜とも果物ともつかないものも入っています。


鮮やかな黄色がきれいなマクワウリ。

私はこのマクワウリというものの調理法を知らない…、しかし手紙にはだめになりやすいと書いてある…どう食べるのか教えてもらうのはなんとなく癪なので、去年送られてきた時はちゃんと調べずカレーに入れてみたのですが、全部煮えて溶けてしまったことを思い出しました。


マクワウリを切ったらこんな感じ

今年は調べた所、このマクワウリはメロンの変種で、デザートとして食されるらしいという事が分かりました。はやく調べれば良かった。
そのまま切って食べた所、ひと口目は「メロンの皮の方の味」という印象ですが、食べ進めると意外とさっぱりしていて美味しかったです。
他にもスープに入れて食べてみましたが、味が染みて、おでんの中の大根のような役割を果たしてくれました。


コンソメス−プに入れました。うまい。

梨はジューシー。新聞がうれしい。

 梨もありました。傷だらけですが売るものではないので問題ありません。
ところでいつも野菜を包んでいる地元の新聞が、私の大きな楽しみの一つになっています。新聞で地元ならではの広島の旬な情報やカープの近況などを知らせてくれるのです。
今回の中国新聞によれば、中国地方のお土産といえば、もみじまんじゅうが1位で不動の地位らしいです。
「もみじまんじゅう!」(わかる人は30代後半〜)
もし広島の名所、宮島に行ったら焼きたてのもみじまんじゅうを食べることをおすすめします。焼きたては皮がカリっとしていて、中がふわふわで本当に美味しいのです!またいろんなお店のいろんな餡があるので、食べ比べてもいいのです。


包んでいる新聞の広島情報がかなり嬉しい。


お風呂上りの梨。くつろぎ過ぎですみません。

 こういう果物は皮をむいてすぐ食べられるから楽でいいです。冷やした梨を風呂上りに食べる一時は至福に包まれています。

ミョウガは大人の味がする

ミョウガは夏バテで食欲があまりない時に、食材の一つとして加えると食が進んでよいです。ミョウガの独特な香りが口の中に広がると、幸せになります。
こどものころは苦手だったけど大人になると食べられるようになる、という声が多いですが、私もまさにそうで、ミョウガは塩辛やブルーチーズなどに並んで大人の味の代表選手の一人に加えられるでしょう。


みずみずしいミョウガ

 ミョウガを千切りにしてオオバとあえて冷奴の上にのせ、醤油をかけていただきます。ご飯の上にのせても、とてもおいしい手軽な夏バテ対策メニューです。


さわやかな風味がとまらない

オプションもさらにうれしい

ダンボールにはミョウガの葉っぱとホオズキが入っていました。母は花を育てるのが好きで、野菜のほかにも庭にたくさん花を植えて世話をしています。
たまにこうやって部屋に飾る花などを送ってきてくれるので、東京のアパート暮らしの私も季節感を失わずに生活できます。
ちなみにホオズキの花言葉は「偽り」だそうですが、その色には偽りの無い美しさがありますね。…うまいことを言ったつもりになりつつ、干してそのうちホオズキ人形を作りたいと思います。


きれいなオレンジ

また、母は送ってくれるダンボールの隙間を埋めるために、いろんなものを入れてくれます。
今回は地元のお菓子を入れてくれました。
水ようかんや、くずもちなどは、自ら買おうという気にはなかなかならない種類のお菓子なのですが、こういう風に送ってくれると食べる気になって、食べると意外とはまるうまさだったりします。


自分では買わない水ようかん

クッキーのほうは、畑のある庄原市の家のほうでなく、私が育ったほうの広島市の実家の近くにある、バイエルンという西洋菓子屋さんのクッキーです。
そこのケーキやお菓子は、地元では絶大な人気を誇っているうまさで、誕生日やクリスマスのケーキは必ずそこで購入する家庭が多いのです。そこのクッキーが入っていたので、私はかなりテンションが上がりました。

以上が、今回のダンボールの中身でした。
ダンボールの中身を紹介することは少し恥ずかしいですし、プロの農家の方から見れば邪道なこともあるかと思いますが、これから随時、季節の畑の雰囲気をお届けできればと思います。


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jbl

初めまして、久しぶりに「まくわうり」と言う名前をみました。懐かしいです、昔は今のように果物も買えませんでしたが、マクワウリはふつうに買えました。さっぱりして時々食べたいと思い出す事があります。今は全然手に入れることは出来ません、作っていないそうです。
by jbl (2007-09-20 23:19) 

So-net季節情報

jblさんコメントありがとうございます。
編集部でも、最初は「マクワウリ」のことが分かりませんでしたが、昔はよく食べられていたようですね。
これからも、いろいろな野菜が登場すると思いますので、ご期待ください!
by So-net季節情報 (2007-10-05 15:42) 

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